2017年03月07日

サトウハチロー

サトウハチロー

毎度タイムリーでなくて申し訳ないですが、
ひな祭りの歌レクの様子です。


サトウハチロー

・うれしいひな祭り
・花
・春よこい
・春が来た
等々…


サトウハチロー

春にまつわる歌を皆さんと。

介護職に就いてから、民謡童謡などにふれる機会が非常に多く
なりましたが、よく見る作詞家、サトウハチロー。

なんだか郷愁、哀愁漂う、気になる歌詞だと思うとサトウハチロー。

皆さんと歌った「うれしいひな祭り」もそうですが、
タイトルの割には短調で、物憂げな雰囲気がありませんか?

サトウハチローがどんな人物かというと…

三歳の時下半身を大火傷してしまう事故にあい、足が不自由となり 一年半入退院を繰り返す。
病弱で甘えん坊、姉と母に溺愛される一方で父は厳格。

中学時代に父は女優と不倫関係になりハチローの母と離縁。
母は実家の青森に帰らされ、間もなく失意のうちに死去。

ハチローは 母を捨てた父への怒りから学校で暴力沙汰を起こしては、
度重なる留置場入り 札付きの不良となりました。

優しかった姉も18で縁談がまとまりますが
病気になり結婚することなく死去。

父は手におえないハチローを 知り合いの詩人福士幸次郎にあずけ、
そこでハチローは詩の才能を開花するようです。


サトウハチロー

偉人には壮絶な人生がつきものなのか、
人生が壮絶だと偉人になるのかわかりませんが、

この生い立ちあっての詩なんだなと、しみじみ。


うれしいひな祭りの二番の歌詞に

【お嫁に いらした 姉様によく似た官女の白い顔 】
と、ありますが、

せめて 歌の中でだけでも 姉を結婚さしてやりたい
というハチローの思いがこめられているそうです。


サトウハチロー

季節は外れますが「小さい秋みつけた」なんかも彼の作詞で、

秋を見つけた誰かさんとは入院していたハチロー少年、
くもりガラスの中からうつろな目で、外界の変化を五感で感じている…

っていう解釈がしっくりきます。


かと思えば「リンゴの歌」「かわいいかくれんぼ」
などの作風もあったり。

気がつけばいつもそこにサトウハチロー。

閲覧ありがとうございます。













Posted by グループホーム さいら at 15:00│Comments(0)
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